a Day.

日々の雑感だったりデザインだったり。

スモーキーな香り漂うフォント“Before the rain”

WEBCRE8の優さんが企画されているAdvent Calender「#LOVEFONT」に、

前年に引き続き参加させて頂きました。

今年はカリグラフィーフォント"Before the rain"についてご紹介させて頂きたいと思います。

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Before the rainとは

Before the rainはスウェーデンのグラフィックデザイナーMåns Grebäck氏が2011年に制作したカリグラフィーフォントです。

カリグラフィーのフォントは多く出回っており、

Edwardian ScriptやSnell roundhandのような綺麗でスタイリッシュなものもあれば

手書きの味を強く残したものまで様々あり、

Before the rainは後者の手書き風フォントとしてリリースされました。

代表的なカリグラフィーフォントと言えばZapfinoがありますが、こちらと比べるとより躍動感あふれる、自由な印象を受けるフォントですね。

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しかもこのフォント、リガチャーもしっかりと用意されています。

(トップの画像ではtheがリガチャってますね)

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Before the rainの特徴

特徴としてはやはりのびのびとした筆跡でしょうか。

組みづらいといえば組みづらいのですが、非常にインパクトの強い書体ですので

デザインの中に面白みが欲しいな、という時にこの書体を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

使いどころとしては洋風なデザインに限られると思いますが、

ヴィンテージっぽいデザインやハンドメイドなデザインにはぴったりですよね。

きっちりとしたフォントで組んだ中にこれが一つ入るだけでリズム感が生まれます。

レコードジャケットとかにも良さそう。

 

全グリフはこんな感じ。

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強弱がはっきりした筆跡と自由に踊るラインがとても魅力的ですね。

 

どこで手に入るの?

Before the rainはフリーフォントとしてdafontなどで配布されています。

ちなみに重要なのですが、フリーフォントとしてダウンロードした場合は商用利用は出来ません。

また一部の約物などはフリー版には含まれていません。

商用で使用したい場合は制作者のwebサイトから59ドルで購入する事によって手に入ります。

 

フリーフォントで商用でも使える似たようなフォントないの?

って方は、Scriptinaも近い雰囲気を持っていますのでこちらもご覧頂ければと思います。

 

以上、Before the rainの紹介でした!

明日はgauttさんの記事になります。お楽しみに◎